こんにちは!じゅんです。
みなさんは「ハヤテのごとく!」という漫画をご存じでしょうか?
日曜の朝に放送されていたアニメなので、知っている方も多いかもしれませんね。
「ハヤテのごとく!」は、絶賛連載中の「トニカクカワイイ」の著者である畑健二郎先生が手がけた漫画作品(全52巻完結)です。
いわゆる執事コメディー漫画で、このフレーズだけでも面白そうな気がします。
それまでも執事ものの漫画やアニメはありましたが、ここまで人気になった漫画はそんなに多くないのではないでしょうか。
人気の秘訣は、執事という特殊な設定と、クオリティの高いギャグパートがうまくかみ合ったからだと思います。
執事というのは何でも器用にこなすことができるというイメージがありますよね?
その性質を利用して、主人公が仕えるお嬢様や周りの人が、主人公に無茶苦茶な要求をして、それに対して主人公がツッコミを入れるという一連の流れがすごく面白いのです。
つまり、どんな意味不明な超絶展開も、お前執事だから何とかしろ!という風になるのです(笑)
例えば、主人公がある執事と対決する場面があるのですが、その執事が急に必殺技というのをくりだすんですね。(ドラゴンボ〇ルっかっていう話です)。
当然主人公はなんじゃそれはという風になるのですが、そこで相手の執事は、執事たるもの必殺技の一つや二つぐらいもっていないとダメというようなことを言います。
もう、その時点で執事ってなんなんだよ!とツッコミを入れたくなりませんか?
読者にもツッコミを入れさせるところがこの漫画の凄い所ですね(笑)
そして、当然私が読む漫画ですから女の子がたくさん出てきます。
「ハヤテのごとく!」の魅力あふれるキャラクター
三千院ナギ
まず、注目したいのが、この漫画のヒロインで、主人公の「ハヤテ」が執事として仕える、お嬢様の「三千院ナギ」です。
ナギは、主人公のハヤテが親の作った借金(1億)を返済するため、誘拐をしようと企んだお金持ちの少女でした。
しかし、正義感の強いハヤテがそんなこと出来るわけなく、なかなか行動に移すことができません。
すると、少女が輩に絡まれて誘拐されてしまいます。
それを見て、自分が誘拐しようとしたことを忘れて少女を助けるハヤテ。
ナギはハヤテが自分を誘拐しようとしたことなど知らないですから、助けてくれたハヤテに恩返しをしようとします。
それは、借金の肩代わりと、ハヤテを自分の執事にするというものでした。
そんな誤解から始まるのが、この「ハヤテのごとく!」。
このお嬢様はとてもワガママなところがあるのですが、小さいころから英才教育を受けているため、めちゃくちゃ頭が良いです。
運動が苦手で、お金持ちゆえに浮世離れしている点を除けば、基本的になんでも出来る完璧超人。
性格はワガママなところがあるものの、作中で一番ハヤテのことを考えているヒロインです。
私はその一途さが魅力のキャラクターだと思います。
マリア
次は「マリア」というキャラクターです。
マリアさんは三千院家のメイド兼、ナギの世話係のようなことを行っているキャラクターです。
名前の通りお姉さん気質で、知識や能力においてはナギすらも上回る超天才なので、非の打ちどころないキャラクター。
しかし、不幸体質のハヤテと一緒にトラブルに巻き込まれることが多く、そういう時に出る素の部分がとても可愛いです。
具体的には、浴場でハヤテと鉢合わせてしまったり、ある部屋でハヤテと二人きりで閉じ込められてしまったりというようなことがあります。
読者サービスの一番多いキャラクターかもしれませんね(笑)
桂ヒナギク
最後に、桂ヒナギクというキャラクターです。
ヒナギクはナギの通う白皇学院の生徒会長で、才色兼備を体現したような女の子です。
ハヤテがお嬢様の弁当を届けに白皇学院に行く回があり、そこで木の上にいるヒナギクと出会います。
なぜ木の上にいたのかというと、鳥のヒナがカラスに襲われそうになっているところを救うため。
しかし、木の上に上ったまではいいのですが、自分が木から降りられなくなってしまったのです(笑)。
そういった優秀だけど少しおっちょこちょいなところもあるのが、このキャラクターの魅力ですね。
「ハヤテのごとく!」の魅力はギャグ!
この漫画の面白いところはやはりギャクです。
ハヤテは不幸体質と、執事という理由だけで無理難題を押し付けられてしまいます。
例えば、
トラと戦ったり
ロボットと戦ったり
なんかよくわからんものと戦ったりするのです。
トラと戦った時にハヤテが名言を残します。
ハヤテ:こう見えても、かつて両親に「肉を食わせてやる」と言われ侵入したサファリパークで・・・ライオンの餌をちょくちょく強奪してたんだぁ!!
ハヤテのごとく! 第一巻 p140
どんなスーパーサ〇ヤ人だよ。
「ハヤテのごとく!」は全編クオリティの高いギャグが繰り広げられるから本当に面白いです。
他にも、ハヤテが紅茶の葉を買いに行く回があるのですが、後にナギの友達とわかる伊澄さんに偶然出会います。
伊澄さんが迷子で困っていると言うのでハヤテが手助けすることになりますが、そこで伊澄さんが放った一言がこちらになります。
伊澄:ではお言葉に甘えてちょっと道をお聞きしたいのですが・・・
ハヤテ:はい、どうぞ。
伊澄:その・・・私はどこに行くのでしょうか・・・・・・?
ハヤテのごとく! 第二巻 p112
知るか!!
この天然さが伊澄さんの面白さです。
そして、飛び級で高校生だと宣言するナギが、なかなか信じてくれないハヤテに対して、学生証を見せるシーンも面白い。
ハヤテ:え!? じゃあお嬢様は高校一年生!? え・・・?だって、まさか!?
ハヤテ:こんなにちっちゃいのに?
ナギ:ちっちゃい言うな!!
ハヤテ:ええ? でも本当に? 本当に高校生・・・・・・? なんですか!?
ナギ:・・・・・・ ええい!!だったらこれを見よ!!
ハヤテ:なっ・・・!! こ・・・これは・・・!!
ハヤテ:随分と無愛想な顔の写真だ・・・!!
ナギ:つっこむ所はそこではなぁい!!
ハヤテのごとく! 第四巻 p140~141
どうでしたでしょうか?
ハヤテのごとくは、特にギャグが素晴らしいですが、実は本編後半になるにつれてとてもシリアスで感動的な場面も多くなってきます。
なので、ギャグ好きだけでなく、綿密に作られたストーリーが好きという方にもぜひお勧めしたいです。
それでは、あまり長くなってもあれなので、この辺で終わりにしたいと思います。
少しでも漫画「ハヤテのごとく!」に興味を持っていただけたら嬉しいです。