こんにちは! 今日も孤独にギターを弾き続ける、じゅんです。
別に寂しくありません。
だって、一人こそ内面を深めることが出来る唯一の時間だから。
・・・・・・
え?お前の話なんてどうでもいい?・・・
ごもっとも。
それではいってみましょう!今回はチューニングのお話です。
Let’s guitar三昧!
目次
チューニングはギターを弾く上で必須のスキル
ギターを買ってみたものの、「チューニングってようわからんねん・・・」という方や、「チューニングしてみたものの何か音が違う気がする・・・」という悩みを抱える方は多いのではないでしょうか?
私もチューニングに関してはいろいろ試行錯誤してきました。
「それ以前にチューニングって何よ?」という方のために説明すると、チューニングは音程を基準の音に合わせる(楽器を正しい音程に調整する)ことを言います。
楽器のほとんどは、ほっておくと気温の変化などでどんどん音程が変わってしまうので、定期的に音程を調整してあげる必要があるのです。
ギターに関していえば、練習前には必ずチューニングをします。
それぐらいチューニングが狂いやすいということです。
これはデメリットのようですが、そうではなく音程の微細な変化を自分で加えられる楽器でもあるのです。
それではチューニングってなに?ということが分かったところで、その方法を紹介していこうと思います。
チューナーこそチューニングの基本
チューニングの一番簡単な方法は「チューナー」を使うことです。
チューナーはギターのヘッドに取り付けて使用するものや、ギターとシールドでつないで使用する携帯式のもの、エフェクトボードの中にペダルとして組み込むものなどがあります。
私のお勧めはヘッドに取り付けて使用するタイプのチューナー「KORG クリップ式チューナー AW-LT100G」
(画像はAmazonリンク:KORG 100時間連続駆動 ギター専用 クリップ式チューナー AW-LT100G)
音程判断の精密さという意味では、シールドでギターと繋ぐタイプには勝てないのですが、なによりギターのヘッドに取り付けるだけでチューニングが出来るという利点があります。
このタイプは実際にアンプから音を鳴らさなくても、弦を弾いただけで振動から音程を判断してくれるのでとても便利なのです。
ギターのペグを回して音程を調整しよう!
チューナーにはいろいろな種類があるものの、実はどれもチューニングのやり方自体はほとんど同じです。
基本的にギターで弾いた音をチューナーが受け取り、音程の判断をします。
なので、まずはギターとチューナーを繋ぎましょう。
繋げましたか?
そうしたら、次に一番太い6弦を弾いてみてください。(左手は押さえなくていいです)
これは、6弦の解放弦を弾いたときのチューナーの正しい反応で、最終的にこの状態にする必要があります。
では音程が間違った状態とはどんな場合でしょうか?
・基準音より音程が下がっている(フラット)場合
・基準音より音程が上がっている(シャープ)場合
・基準音より大幅に音程がずれている(Eと表示されるべきところが、Dと表示されてしまっている)
このような場合、ギターのヘッド部分についているペグを回すことで音程を調整し、最終的に画像1の状態にもっていく必要があります。
(備考)
ギターは弦を強く弾くと音程がシャープするため、どのくらいの強さで弾いたときにチューニングするのかという疑問があるかもしれません。
とりあえずは自分が普段弾く強さ(強すぎず弱すぎず)でいいと思います。
ちなみにハードロックやメタルなどの楽曲は強くピッキングするため全体的にシャープしがちですが、むしろそれがかっこよさや勢いになったりします。
ところで画像2~4で基準音という言葉を使いましたが、何を基準にしているのかということを次の項で説明したいと思います。
レギュラーチューニングの方法を知ろう!
まず、ドレミファソラシドという音階をみなさんはご存じですよね?
実は、その一つ一つに対してアルファベットがつけられているのです。
ド ⇒ C
レ ⇒ D
ミ ⇒ E
ファ ⇒ F
ソ ⇒ G
ラ ⇒ A
シ ⇒ B
チューナーではドを弾けばCと表示されますし、ソを弾けばGと表示されます。
そして、基本的にギターは以下のように調整します。(レギュラーチューニング)
6弦解放弦 ⇒ E
5弦解放弦 ⇒ A
4弦解放弦 ⇒ D
3弦解放弦 ⇒ G
2弦解放弦 ⇒ B
1弦解放弦 ⇒ E
私のチューナーの場合、アルファベットの前に弦の数字がつき以下のように表示されます。
6弦解放弦 ⇒ 6E
5弦解放弦 ⇒ 5A
4弦解放弦 ⇒ 4D
3弦解放弦 ⇒ 3G
2弦解放弦 ⇒ 2B
1弦解放弦 ⇒ 1E
細い弦になればなるほど音程が上がっていき、1弦は6弦の2オクターブ上の音になってます。
初めてチューニングするという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
もし何か分からないことがあれば、私のツイッターなどに質問していただければお答えします!
知っておくと便利なチューニングの種類は4つ
基本のレギュラーチューニングについて説明しましたが、実はチューニングは他にもたくさんあります。
いろいろな曲を弾いてくうちにレギュラーチューニングだと弾けない曲というものが出てきますので、ぜひこれから説明するチューニングを参考にしてみてください。
半音下げ
半音下げチューニングはレギュラーチューニングから、全ての音を半音下げたチューニングです。
半音下がることで全体的に音が良い意味で暗くなり、重量感を出したい時に使うチューニングでもあります。
BUMP OF CHICKENの楽曲は半音下げが多いことが有名ですね。
チューニング方法は以下になります。
6弦解放弦 ⇒ E♭
5弦解放弦 ⇒ A♭
4弦解放弦 ⇒ D♭
3弦解放弦 ⇒ G♭
2弦解放弦 ⇒ B♭
1弦解放弦 ⇒ E♭
ドロップD
ドロップDチューニングはレギュラーチューニングから6弦のみ一音下げたチューニングです。
なぜこんなことをするのかというと、もちろん6弦を一音下げた時の低い音を楽曲の中で使用するからというのがほとんどだと思います。
しかし、それだけではなく、このチューニングだと人差し指一本でパワーコードを押さえられるという利点があります。
つまり以下の状態です。
これは人差し指で5弦と6弦の7フレットを押さえて、Aのパワーコードを弾いている画像です。
本来ならAのパワーコードは、人差し指で6弦5フレット、薬指で5弦7フレットを押さえないといけないですよね?
つまりドロップDだとパワーコードがだいぶ楽に弾けることが分かると思います。
音の質感も重たくなり、よりロックに向いた音になるのもいいですね!
私も初めてドロップDチューニングを覚えた時は、そのかっこよさに興奮しました。
ちなみに、5弦と4弦は変わっていないため、5弦ルートのパワーコードは人差し指一本では押さえられませんのでご注意。
チューニング方法は以下です。
6弦解放弦 ⇒ D
5弦解放弦 ⇒ A
4弦解放弦 ⇒ D
3弦解放弦 ⇒ G
2弦解放弦 ⇒ B
1弦解放弦 ⇒ E
有名な曲だと、hideさんの「ピンクスパイダー」がドロップDチューニングになります。
あとはRoseliaの「Neo Aspect」。
余談ですが、この2つの曲はGIGSの2018年6月号にギター譜が掲載されているため気になる方はぜひ読んでみてください。
(画像はAmazonリンク:GiGS (ギグス) 2018年 06月号)
一音半下げ
ごりごりのメタル楽曲などで使われることが多いチューニングです。
まず全体を半音下げチューニングにし、そこからさらに6弦のみ一音下げます。
6弦解放弦 ⇒ C#
5弦解放弦 ⇒ A♭
4弦解放弦 ⇒ D♭
3弦解放弦 ⇒ G♭
2弦解放弦 ⇒ B♭
1弦解放弦 ⇒ E♭
GRANRODEOの「ROSE HIP-BULLET」が一音半下げチューニングです。
このチューニングは6弦の音程をかなり下げているため、あまり強く弾きすぎると音程が狂ってしまうので注意。
ドロップチューニング用の弦も売っているみたいなので、どうしても気になる方はチェックしてみてください。
DADGAD
Led ZeppelinのJimmy Pageが使用していたことで有名なチューニングです。
変則チューニングなのであまり使うことはないかと思われますが、参考程度に知っておくと良いと思います。
6弦解放弦 ⇒ D
5弦解放弦 ⇒ A
4弦解放弦 ⇒ D
3弦解放弦 ⇒ G
2弦解放弦 ⇒ A
1弦解放弦 ⇒ D
チューニングは楽曲を彩るカラーになる
基本的なチューニングの方法から、ちょっとマニアックなチューニングまで解説してきましたが、こんなに種類があるのかと驚いたのではないでしょうか?
私が知っている限りでは、この他にもドロップCチューニングというものが存在します。(最近知りました)
これらを無理に覚えるというというよりは、そのチューニングでないと弾けない曲に出会った時にその都度確認すればいいと思います。
この機会にいろんなチューニングの曲に挑戦してみてください!
チューニングだけで本当に音の雰囲気が変わるので面白いですよ!
それではまた別の記事でお会いしましょう!