こんにちは!じゅんです。
バンドをやっている人や、音楽を習ったことがある人は、一度は「もう少し周りの音を聴け」と言われたことがあるのではないでしょうか?
何かと合わせて弾くというのは非常に難しいことですが、良い耳を持っているかというだけで難易度が上がったり下がったりします。
プロギタリストがみな言う事の一つに、上手い人はみんな耳が良いということがありますね。
なぜ耳が良いと上手いのかというと、もちろん自分の音程やリズムに鋭くなりますし、さらに周りの音を感覚的に聴くことが出来るからだと思います。
さて、それじゃあ、周りの音を聴くということが苦手な人はどうすればいいでしょうか?
答えから言うと、周りの音を理解することが大事です。
「周りの音の理解ってなんやねん・・・」って思うかもしれないですね。
理解というのは、周りの楽器がどういうリズムでどういう音程なのかということを知ることです。
それもただ何となく分かるレベルだけでなく、体に馴染むレベルです。
私が提唱する訓練方法を紹介します。(今回はギターを例に挙げたいと思います。)
①練習箇所の自分以外の楽器パートを知る・・・ベース・キーボード・ドラム・ボーカルなど
②練習箇所のドラムパターンをギターで表現する
③練習箇所のベース、キーボード、ボーカルをギターで表現する
④ツインギターの楽曲なら、自分以外のギターパートも練習してみる
⑤最後に全ての楽器を意識しながら練習箇所をギターで弾いてみる
自分以外の楽器パートを知る
あなたが今練習しようと思っている楽曲には、どんな楽器が含まれているでしょうか?
バンドものなら、ベース、ドラム、ボーカルは必ずいるでしょうね。
POP系統なら、それに加えてシンセキーボードやオーケストラなどが含まれていることもあります。
まずは、紙に一通り聴こえる楽器を書いていきましょう!
自分以外の楽器に関心を持つことが、周りの音を聴くための第一歩です。
ドラムパターンをギターで表現する
さて、まずはリズムの根幹であるドラムを理解してみましょう。
ドラムの基本リズム
①|ドッタン、ドドタン|ドッタン、ドドタン|
②|ドッタドットタン|ドッタドットタン|
②|ドッタン、ドドタド|ットタン、ドドタン|
これはJPOPなどで頻繁に使われるドラムパターンです。
このドに当たるものが「バスドラ」、タンやタに当たるものが「スネア」と呼ばれます。
そして、記載はしていませんが、チチチチチと高音が鳴っているのは「ハイハット」です。
今回はこのバスドラとスネアを意識して、ギターで真似てみます。
例えば、①をギターで再現してみます。
①’|チャ、チャ、チャカチャ、|チャ、チャ、チャカチャ|
基本的にギターはブラッシング(左手は全弦ミュート、右手で全弦ストローク)で行い、「チャ」の部分はダウンストローク、「カ」の部分はアップストロークを行います。
、の部分は休符(弾かない)と思っていただければいいです。
②’|チャ、チャカ、カチャカ」|チャ、チャカ、カチャカ」
これの難しいところは、チャカとカの間のチャが抜けているところですね。
つまり、ダウンストロークが一個抜けているのです。
③’|チャ、チャ、チャカチャカ|、カチャカ、チャカチャカ|
こちらも、2小節目の頭のダウンストロークが抜けているためなかなか難しいです。
最初はなかなか慣れないとは思いますが、ドラムが鳴ってる部分をブラッシングで鳴らすという意識でやってみてください。
これを行うことで、ドラムのグルーブ感を養うことが出来ます。
ベース、キーボード、ボーカルをギターで表現する
さて、次にベースです。
ベースに関しては、ギターをやっている人であればそこまで苦労しないのではないでしょうか。
よく分からないという人も、楽曲の一番低い音を重点的に聴くと、だんだんベースの音が分かっています。
そして、たいがいギターコードの一番低い音をベースが弾いていることが多いです。
もし聞こえづらかったら、ギターを聴いて「これがベースかな」となんとなくでやってみるだけでも、それをやらないのとは全く違います。
次にキーボードに関していうと、一番ハードルが高い可能性がありますね。
なぜかというと、コードを分解したアプローチが多いため、耳コピのレベルが上がるからです。
一応ギター用ですが、コードを耳コピする方法を以下で紹介していますので、ぜひご覧になってください。
最後にボーカルですが、これが一番簡単ですね。
ボーカルの音程をギターでなぞるだけです。
さいごに
もう少し詳しく書きたかったですが、何分うまく言語化できなかったり、時間的に厳しかったので、今回はこれくらいにしとこうと思います。
音楽で一番重要なのは、自分のパードではありません。
それを理解し、周りの音を理解する努力をすれば、あなたの演奏は格段にレベルアップするでしょう。
なにより、ギターを弾くことが楽しくなります。
みなさんが、より一層充実したギターライフを送れることを祈っています。