コード弾きは単音弾きより難しい
こんにちは。じゅんです。
私は常々、ギターのコード弾きは難しいなと感じています。
単音弾きの場合は、弾く瞬間と伴奏のリズムがかち合っていれば良いですが、コード弾きはもう少し複雑です。
コード弾きは同時に複数の弦を鳴らすことですが、実際は上の弦から下の弦に弾く場合や、下の弦から上の弦に弾く場合など、完璧に全ての弦を同時に弾くことは出来ません。
つまり、最初に弾く弦と最後に弾く弦では、微妙にタイムラグがあるのです。
問題は、最初に弾く弦はリズムにかち合っていても、最後に弾く弦でリズムがずれるということが起こり得ることです。
私のように、単音弾きでもどちらかというとリズムが遅れてしまう場合、コードを弾いた時には遅れがさらに大きくなります。
では実際にドラムやメトロノームなどに合わせる時は、リズムが最初に弾く弦と合うようにするのか、それとも中間あたりか、それとも最後に弾く弦と合うようにするのか、どれが正しいのかわからないですね。
これが、私がコード弾きを難しいと思う所以です。
もしかしたら上記の感覚だとダメで、全弦を一気に振りぬき、一切タイムラグがないように意識するしかないのかもしれません。
実際にうまい人の演奏を見ると、コードを弾くときも、ほとんど単音が鳴っている時と同じくらいに切れ味があります。
コードストロークで魅了するギタリスト
私の尊敬しているギタリストである菰口雄矢さんは、速弾きに定評があると同時に、素晴らしいカッティングプレイヤーでもあります。
菰口さんの場合、複数の弦が本当に一つの固まりとして聞こえます。
菰口さんが以前所属されていたTrixというバンドでは、バンドのリズムがかなり細かくタイトなため、必然的にカッティングもタイトになるのですが、いわゆるリズムのキメの部分でも、コード弾きをピタリとリズムに当てているのが本当にすごいです。
私もこんなカッティングをしたいと思いながら、日々練習しています。
そしてカッティングといえば、日本が誇るギタリスト、Charさんです。
ギター1本のコードストロークで凄まじいリズムを作り出し、あたかもドラムやベースがいるかのような素晴らしい演奏をされます。
リズムやノリを、Charさんほど強固に持っている方を私は知りません。
代表曲である「SMOKY」では、なんとカッティングソロがあります。
このカッティングソロは2つのコードだけで構成されているため、並大抵の力ではそれをかっこよく聞かせることは難しいでしょう。
コード弾き練習法
ではどうすればコードをうまく弾けるようになるかというと、やはりメトロノーム練習です。
以下の記事で練習法を紹介しているのでぜひ参考にしていただければと思います。
この練習方法にプラスして、シャッフルや16分音符の練習をするとなお効果があります。
やはりリズム練習で重要なのは、”どこでクリックがきても”合わせられることです。
一拍目の頭にクリックを鳴らしてそれに合わせるのは簡単でしょう。
しかし、16分音符の二つ目にクリックがくるように鳴らして、ギターの演奏を合わせられますか?
ギターがうまい人はこれが簡単に出来ます。
詳しいやり方、いずれ他の記事で紹介出来ればと思っています。
私もまだ得意ではないですが、出来るようになるために日々練習しています。
ギターはもともと伴奏楽器
ギターは今でこそギターソロというものがフィーチャーされていますが、元をたどれば伴奏をすることがメインの楽器でした。
なのでコードを弾くのは基本中の基本であり、スタジオミュージシャンで必要になるのは、超絶速弾きより、楽譜が読めてしっかりとコードが弾けることだと聞きます。
私も一時期はコード弾きを避けていましたが、今はコード弾きの”かっこよさ”魅了されてしまったため、むしろコードを練習する時間の方が長いです。
ギタリストの力量は、コード弾きに現れるといっても過言ではないですね。
私と一緒にコード弾きを極めて、ギターをもっと楽しみましょう!
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