こんにちは!じゅんです。
みなさんは「XXXHOLiC」という漫画をご存じでしょうか?
もし知らないという方も「カードキャプターさくら」という作品は知っているかもしれませんね。
「XXXHOLiC」は、「カードキャプターさくら」の作者であるCLAMPという女性漫画家集団が手がけた漫画です。
「カードキャプターさくら」はどちらかといえば子供向けの内容でした。(とはいいつつもかなり深い内容で大人にも愛される作品です)
「XXXHOLiC」の場合は、もう少し上の10代後半~20代あたりの読者が多いと思われます。
私は大学時代に「XXXHOLiC」読んで、その面白さに一目惚れしてしまいました。
シリアスとコメディが良い按配で繰り広げられ、何度でも読みたいと思わせてくれる数少ない漫画です。
今回はそんな「XXXHOLiC」について、簡単にですが魅力を書いていきたいと思います。
「XXXHOLiC」の主人公は四月一日君尋
「XXXHOLiC」の主人公は、「四月一日君尋」(わたぬききみひろ)という男子学生です。
四月一日はあやかしが視えるという特殊な体質があるものの、普段はいたって普通の学生。
物語の冒頭で、あやかしに追いかけられている内に、偶然知らないお店に入ってしまいます。
そして、ヒロインであるお店の主人「壱原侑子」(いちはらゆうこ)に出会うのです。
そのお店は訪れる人の願いを叶えるお店。
四月一日はその場の流れで、自身の「あやかしが視える」という体質を治すことを侑子にお願いします。
しかし、その願いを叶えるには大きな対価が必要でした。
結局四月一日は店で働くことを対価とし、願いを叶えてもらうことになったのです。
その仕事というのは、店で毎日料理や洗濯、掃除などを行うものでした。
そして、場合によっては、その店にくるお客に関わる仕事も行うようになったのです。
「XXXHOLiC」願いの対価と百目鬼と女性キャラ
願いの対価
この「XXXHOLiC」という作品の魅力は、このお店が単純に願いを叶える場所ではないというところです。
つまり、さきほど書いたように願いを叶えるには対価が必要で、その対価はそんなに甘いものではないのです。
自分ではどうしようもないことを願うということは、それ相応の対価が必要。
それこそ、その人の魂をけずるようなものが対価になります。
普通ならば、そんな大きな対価は払えませんよね。
つまり、このお店がそんな都合の良いお店ではないということが分かりますね。
もちろん、突拍子もない願いでなければ対価も少ないですし、実際にそういう方もお店に訪れます。
しかし、どれほどきつい対価を払ってでも願いを叶えたいという人もお店にはきます。
それを自覚している人とそうでない人もいますが。
「XXXHOLiC」はそういった人間の欲を赤裸々に描いた作品だからこそ、ものすごく人気が出たのだと思います。
また、シリアスな話だけでなく、「カードキャプターさくら」のようなほっこりとする話もたくさんあります。
きっと、そのギャップがまた物語の面白さを際立たせているのでしょう。
百目鬼と四月一日、ギャグパートの面白さ
「XXXHOLiC」の特徴として、シリアスな話の中でちょくちょくはさまれるギャグパートがあります。
特に侑子さんと四月一日、友人の百目鬼(どうめき)と四月一日という組み合わせは特に面白いですね。
基本は四月一日が「侑子さんと百目鬼にツッコミを入れる」というのがテンプレ。
これが物語のシリアスさを緩和していて、とても読みやすいです。
例えば、侑子さんは四月一日に酒をもってこいだの、料理をしろなど理不尽な命令をたくさんします。
その度に四月一日が怒るのですが、それがコミカルに描かれているためすごく面白いのです。
百目鬼の場合は、四月一日が一方的に難癖つけているだけなのですが、それも実は深い理由があります。
女性キャラの魅力
最後に「XXXHOLiC」の魅力として挙げられるのが、女性キャラが非常に魅力的ということです。
侑子さんは、普段は四月一日相手におちゃらけています。
しかし、店の客を相手にするときは、顔がとても怖くなることがあります。
どちらが侑子さんの本質かは分かりませんが、そこに侑子さんというキャラクターの深さを感じます。
そして、四月一日と百目鬼の友達である「ひまわり」ちゃんもすごくいいキャラクターです。
物語の序盤から登場するキャラクターで、いつもニコニコしていますが、どこかつかめないところがあります。(四月一日の想い人です)
ひまわりちゃんに関わるお話しは、この「XXXHOLiC」におけるハイライトの一つなのでぜひ読んでいただきたいです。
この話を読んだら、必ず「XXXHOLiC」のファン、四月一日のファンになっていることでしょう。
そして、もう一人重要な女性キャラクターが出てきますが、紹介はここまでにして、後は漫画を読んでいただきたいと思います。
どうでしたでしょうか?
少しでも読んでみようかなという関心を持っていただけたら嬉しいです。