目次
メトロノームを使用する
メトロノームのクリックを聴きながら楽器を弾いてみよう!
まずは表迫を意識出来るようにしましょう。
表迫というのは、「1と2と3と4と」の「1234」の部分です。
裏拍は、逆に「と」の部分に当たります。
まずは、表迫を意識させるため、「1、2、3、4」というクリック音と同時にギターを弾いてみましょう。
この時弾くフレーズは簡単なものでいいです。
これが、リズムの出発点です。
2拍4拍でクリックを鳴らす
JPOPなどの音楽は、2拍・4拍目にドラムのスネアがくることが多いです。
「ドッタン、ドドタン」の「タン」の部分ですね。
メトロノームなら、「1,2,3,4」の「2,4」の部分です。
表拍を理解したら、次は2拍・4拍を意識出来るようにしましょう。
練習方法は、さきほど表拍で鳴らしたメトロノームの速度を半分に(BPM90ならBPM45)して行います。
ギターはさきほどと同じBPM90の速度で弾き、メトロノームはBPM45で鳴らすということです。
これで、ちょうど2拍・4拍目でメトロノームが鳴るようにギターを弾くと、ドラムを意識した練習が出来ていると言えます。
裏拍でクリックを鳴らす
裏拍練習はリズムが苦手な人に効果がある練習方法です。
さきほど裏拍は「1と2と3と4と」の「と」の部分だと先ほど説明しました。
裏拍練習では、「と」の部分でクリックを鳴らしながらギターを弾きます。
これはなかなか難しいですが、その分効果は大きい練習と言えます。
①BPM80ぐらいでメトロノームを鳴らす
②それに合わせて、「と1と2と3と4」と口ずさむ(「と」の部分でクリックが鳴っている状態)
③拍の頭が最初の「と」になっているのを、「1」に切り替える(※リズムはそのままで「1」にアクセントを持って来るイメージ)
④「1と2と3と4と」の「と」の部分でクリックが鳴っていることを確認する
教則本でリズムについて勉強しよう!
リズムについて詳しく書かれている教則本は以外と少ないのですが、私が実際に読んで「これはタメなる!」と感じた教則本を紹介します。
単純に読み物としても面白いものを選びましたので、ぜひ参考にしてみてください。
・ギター講師だから知っている ギターがうまくなる人の練習法 (ギター・マガジン)
音楽学校MIジャパンの講師の方が集まって書かれた本。
講師の方の良いとこ取りをしたような本で、初級者から上級者にかけておすすめしたい本です。
ギター練習法全般について書かれた本ですが、リズムについてある程度ページが割かれていて、控えめに言ってめちゃくちゃ勉強になります。
・コレを知らずにプロにはなれない ギタリストのルール・ブック(CD付) (シンコー・ミュージックMOOK)
その名の通り、ギタリストを目指すなら絶対に読んでおきたい一冊。
リズムについては数ページほどしか割かれていませんが、かなり核心部分に触れているためおすすめです。
リズム以外にも、ギターフォームから音楽理論まで幅広く書かれていますが、かゆいところに手が届く、そんな一冊です。
打ち込みを行う
好きな曲のメロディーを打ち込んでみよう
メトロノームでの練習であまり効果が得られない方は、音符の長さや、音程感の基礎が養われていない可能性があります。
その際は、MIDI音楽専用ソフトで打ち込みを行うことをおすすめします。
今は「domino」などのフリーソフトが充実しているため、これらを使用すると良いです。
まずは、好きな曲のメロディを耳コピで打ち込んでみましょう。
意外と難しくてびっくりするかもしれませんが、それだけリズムと音程を認識する耳が養われていないというを実感出来ると思います。
楽器の音も耳コピで打ち込んでみよう。
楽器の打ち込みはかなりレベルが高いです。
ベースはまだ分かりやすいですが、ピアノやギターなどのコードを弾く楽器などは大変です。
しかし、これが普通に耳コピできるようになったらかなりリズム感も音程感も良くなっているでしょう。
根性論でギターを練習するのもいいですが、以外とこういうアプローチで攻めることで問題が解決することもあります。